その他(雑談、気持ち、何でも)

受け継ぐこと、手放すこと。
最近、自分の会社の決算書類に向き合いながら、夫から事業承継した会社のことをふと考える事があります。
夫は、生前ふたつの会社を経営していました。
ひとつは、三代目として継いだ家業の会社。従業員もいて、決して順風満帆とは言えなかったけれど、
日々の仕事がきちんと回っていた会社です。
もうひとつは、夫が自ら立ち上げた、一人きりの会社でした。
普通に考えれば、規模があり、従業員がいる会社を承継するのが当然なのかもしれません。
けれど私は、家業の会社を二代目である義母にお返しし、夫が一人で立ち上げた小さな会社を引き継ぐことを選びました。
それは、夫が亡くなる年、新しい事業を始めたいと動いていたことを知っていたから。
私にはその夢をそのまま形にすることはできないけれど、夫が残した“想い”だけは受け継ぎたい。
そんな気持ちで選んだ、私なりの事業承継です。
とはいえ、決算書類を見つめながら、「仕事がちゃんと回っていた会社のほうを手放したのは、ちょっとだけ惜しかったかも」と思うことも・・・(笑)。
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