【女性経営者の事業承継】
「私たちのこれから」本音トーク!
2022年に実施したオンライン交流会では、夫や父から事業を引き継いだ女性経営者の皆さまが、「今後」の事業承継についても悩んでいることが明らかになりました。
>2023年オンライン交流会「つながるココトモひろば2023」参加者募集はこちら
そこで編集部特別企画として匿名の座談会を実施。5名のユーザーの方にアンケートを取りながら話していただいた「次の承継」について紹介します。
全員が今後について「相談経験あり」。
ただし経営者仲間か、親族と限定的
大半が「M&A」や「廃業」を検討。
女性経営者は現実的?
後継者がいれば「タイミングをみて退きたい」
と考える人は多い!?
自分の課題解決へ向けて
動くために必要なものは?
全員が今後について「相談経験あり」。ただし経営者仲間か、親族と限定的
最初に参加者の方の状況を共有するためにアンケートを行ったところ、全ての方が「会社の今後について相談したことがある」と回答。
1番多かったのは「子ども・兄弟以外の親族(3人)」そして次が「子どもと(2人)」「経営者仲間と(2人)」相談したことがある、ということでした。
皆さん、相談相手はそれぞれ異なるものの、日頃から会社の今後について相談することは多い様子です。
大半が「M&A」や「廃業」を検討。
女性経営者は現実的?
また「事業承継以外の選択肢(M&A、廃業など)について具体的に検討・アクションをしたことがあるか」という質問についても実に5人中4人の方が「ある」という回答でした。
幅広い選択肢を検討している方がほとんどでした。ただし、具体的な方向性が固まっているのは半数以下でした。
後継者がいれば「タイミングをみて退きたい」と考える人は多い!?
では、もし家族や親しい身近な人から「私が継ぎます」と言われたらどうするのでしょうか。今回参加いただいた5人のうち「まだ自分がやりたい」人は1人で、他の4人の方は「タイミングを見て退きたい」と考えているとのことでした。
自分の課題解決へ向けて
動くために必要なものは?
今回、参加していただいた全ての人が今後について考えており、中には既に具体的に動いている人もいました。では、みなさんにとって動くためには何が必要なのでしょうか。
複数選択OKでご自身のの状況に合うものを選んでいただいたところ「情報(4人)」「自分の意思決定(4人)」という人が最も多く、「人(2人)」「時間(2人)」「自分のやる気(2人)」という人が続きました。
さいごに
将来のことを考えて「私はすでに遺言を書いています」という女性経営者の方もいました。
参加いただいた皆さんが口にしていたのが「皆さんも同じことを悩んで、次へ向けてできること、分かることから少しずつ動いているんだと感じた」ということでした。「なかなかこんなことを家族以外に話す機会はないから、今日聞けてよかった」という声もありました。
普段は身近な人以外には聞けない・話せない「次の承継」のことも、同じ立場の経営者が集まる場所なら質問したり、共有したりすることができます。もし今回紹介した方々と同じような経験・気持ちがあったり、他の人にも聞いてみたい内容があれば、ココトモひろばで共有してみませんか。