ココトモひろば名言集vol.02
まさに事業承継の当事者でなければ文字にならない「珠玉の名言」を紹介する特集。Vol.2として「女性社長のココトモひろば」にご投稿いただいたトピックの中から紹介します。不安なときや壁にぶつかったときには、思い出したい10の言葉です。
お父様の会社を継いで数年経ったときのことを語る大和田美佳さん。
決算書を見た銀行の担当者から「結構よくやってるじゃん」と上から目線で言われ、馬鹿にされた感じがしたと言います。
決算書は“社長の通信簿”と心に据えてやってきたところにこの言葉、男性だったらこんな態度とられるのかな?と疑問に思ったそうです。
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4年前にお父様が営んでいた電気機器製造業を事業承継したというひじきさん。多額の債務を抱えた状態で、残されたお母様と二人、税理士の先生のところに行ったとき言われたことは「会社はよく持って3か月です。負債額を考えるとご自宅は持っていかれます」でした。そんな帰り道に落ち込んでいるお母様にかけたのが、この言葉でした。
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脳出血で倒れ、施設で暮らす夫を支えられるよう、夫が代表を務めるソフト開発会社の取締役を務めるルイさん。銀行印がどれで実印がどれか、パスワードが何か、主人には聞いても答えられない状況からのスタート。そんな当時を振り返っての言葉です。
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「急に事業承継をすることになった際、一番に相談されたのは誰であり、最初に何からとりかかられましたか?」といううたまつさんからの質問に、男性社会の運送会社で代表を務める太田豊子さんが答えた言葉です。太田さん自身が相談した相手は同業の社長さんだったそう。「同じような境遇だった方に参考までにきいてみるのも」また「社員も力になってくれるはず」とエールを送ります。
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「急に事業承継をしなくてはいけなくなった際、一番最初にしたことは何ですか?」
突然、創業者であった夫が他界し、それまで総務として関わってきた事務用品販売会社の代表を務めることになった古田千賀子さん。コロナ禍で沈んでいた2020年5月、6月になって周りがグルグルと回りはじめたときに、会社を承継した時にお客様の応援・後押しを実感したことをあらためて思い出し、再認識したと言います。
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スポーツクラブなどを営む会社の代表だった夫が亡くなり、40代で事業承継することになったアドバイザーのtorii kiyomiさん。「一番寝られずに辛かったのは 夫が余命宣告され 私が事業の承継を身近に感じた頃」だったと語ります。そんな苦しい経験を経て「眠れない日 眠らなくていい日 があるのはこの職に就いている以上 切り離せない性」なのかもと思い至った名言です。
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会計法人の代表だった父、母からバトンを受け取った岡京子(京香)さん。「朝がなかなか気持ちよく起きれない」と悩むひいちゃんさんの投稿に、「私も朝が苦手と感じている一人かも」と返信しながら、朝スッキリ起きられていたときのことを振り返ります。
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「本当に困ったときどなたに相談しましたか?」と質問を投げかける大和田美佳さんの投稿に、夫の他界により事業承継をした古田千賀子さんは「会計事務所の担当者だった」と回答します。「一人で思い込んでしまうと、心が一杯になってしまう」「とにかく弾丸トークをする」という古田さんのストレス解消法は、事業承継後に自分なりの取り組み方を模索し続けたからこそ編み出された方法かもしれません。
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「お墓参りは私からの先代への報告の時間」だと語る岡京子(京香)さん。会社の現状の報告をしたり、「元気でやっているので安心してね」と心の中でつぶやいたりするのだそうです。torii kiyomiさんにとっては「先代への 報告というよりは 私の愚痴を聞いてもらう」時間。いずれの方も、お墓参りが自分の心を平穏に保つための一つの方法となっているようです。
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「継ぐためにはまず何をしたら良いかがわからない」というひいちゃんさんからの質問に、事業承継をした先輩たちからアドバイス。その中で岡京子(京香)さんは、現在の経営者と一緒に「事業承継計画書」を作成し、課題やすべきことの洗い出し、スケジュール化、会社の見えない資産(歴史、ノウハウ、人脈等)を後継者が再認識することを伝えています。そしてもう一つ大切なこととして書かれたのが、この言葉でした。
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いかがでしたか? 実際に事業承継を経験した先輩たちだからこそ発することができる言葉の数々。 日々の業務の中で悩んだときや不安になったとき、また元気や進む力が欲しいときなどに、ぜひ読み返してみてくださいね。