事業承継の先輩が書く、「承継当時」を振り返る手紙~torii kiyomiさん・古田千賀子さん編~
承継直後の経営者の方には、心身ともに余裕がないというお話を多く耳にしてきました。
そこで、ココトモひろばでは、気持ちを文字にして整理したり、振り返ることで自分の心に寄り添い、
労っていただくことができるのでは、と「手紙」を用いる手法に注目しています。
まずは「ココトモひろば」のアドバイザーとしてご協力をいただいている、torii kiyomi さんと古田千賀子さん
に承継当時のことを振り返りながら、手紙を書いていただきました。
承継1年目の千賀子さんへ-古田 千賀子-
本当に唐突に我が身に降りかかった「事業継承」によく頑張っていたよね。一緒に会社経営の経理に携わっていた事は本当にラッキーだったとおもいます。専業主婦だったとしたら・・・と思うと・・・。でもきっと、わからない事だらけでも事業継承していたと思います・・・
11年後のラブレター-torii kiyomi-
私の夫は11年前にがんで逝去した。がん告知から約2年半、⺟もがん闘病2年でなくなっているので、闘病期間は⻑くもなく、短くもなく逝ったのだと思う。とても⽣命⼒のある⼈だったので私の⼼の中には「この⼈は病に負けないのではないか」との思いがあったような気がする。
2008年3⽉春の暖かい⽇だったと思う・・・