規約違反の報告はこちら 違反理由 個人情報の投稿公序良俗に反する投稿宣伝・勧誘・出会い目的の投稿自殺示唆・自殺ほう助に当たる投稿その他、悪意のある投稿 該当トピック 該当文章 私が事業承継をした当初、先代の友人が毎週のように電話をかけてきてくれていました。 毎日が必死だった私は、特に用事もなく電話をかけてこられることを、はじめは理解できずにいました。 「あなたはきっと、いい社長になるから、がんばってね」 という励ましの言葉も、社交辞令としか響いていませんでした。 でも、1年、2年と経つうちに、友人は父への恩返しとして、私のことを心から支えようとしてくれていたことに気づきました。 他にも、先代の娘が事業承継をしたと聞いて、ご相談(という業務を依頼する名目で)に来てくれるお客様もいらっしゃいました。 先代とのいろんな思い出をひとしきり聞かせていただいた後、突然、 「どうして、こんなに早く亡くなってしまったんだよ! 早すぎるんだよ…」 と涙を流しはじめました。 お話を聞いていた私は、ただ黙って、お客様の気持ちが落ち着くのを待つしかありませんでした。 きっと、先代に顔立ちが似ている私が前に座って話を聞いているのを見ていて、こみ上げてくるものがあったのでしょう。 その他にも、「この人と今お会いできて、未熟な私を受け入れていただけているのは、先代のおかげだろう」 と思うことは何度もありましたし、亡くなって二十数年経った今でもときどきあります。 私が事業を継ぐ羽目になったは先代が急死したからだと恨むこともありましたが、さまざまな経験を通して、感謝の気持ちが生まれ、 今は、私が受けた恩を、今度は私が次の人に送っていってあげないといけないと思うようになりました。 つらつらととりとめもない思い出話をしてしまいましたが、何かのご参考になれば幸いです🤗 その他、自由記入欄