2021年7月3日 10:16 コメントする
私も同じ思いをした1人ですので、「同じ思いを後継人にさせたくない」
というお気持ち、とてもよくわかります。
急に後継ぎになられた方でも、上手に承継された方もいらっしゃいますが、
私は、少なくとも10年くらいかけて準備するものだろうと思っています。
そして、承継した後も、しばらくは見守りが必要だと思います。
家族であれ、他人であれ、同じ思いをさせないためです。
あるクリーニング工場さんは、今、まさに事業承継の真っ最中で、
社長は「大変な仕事だから継がなくていい」と説得するのですが、
ご子息は継ぎたいと。
しかも、ウイズコロナ時代を見据え、別の付加価値をつけて、
お客様のクローゼットになる、と事業と位置づけています。
新しい感覚ですね。
どのような後継者が現れるかはまだわからないかもしれませんが、
承継しやすい会社、承継したいと思える会社づくりに専念することが、
今できる最大の後継者孝行なのかもしれませんね。