2022年7月2日 09:27 コメントする
私は、会計の経験ゼロから記帳会社を継いだので、簿記から勉強せざるを得ませんでした。しかし、経理や会計の作業(仕訳とか、入力とか)や、財務分析もあまり得意とはいえませんし、もしかしたら才能もないかもしれません。今は、記帳部門は事業譲渡し、コンサルティングが主な業務になっていますが、当時は、職員さんたちの仕事ぶりを見ていつも感心させられていました。
ただ、決算書(や試算表)を見るのは大好きです。会社がその期間にやったことを、数字として表している「日記」のようなものと思っています。「そうそう、あんなことしたなぁ」「こんなもの買ったなぁ」「こんな出来事あったなぁ」と思い出して、良い判断だったのか、悪い判断だったのか、悪かったのなら次はどうできるのか、とあれこれ考えるのが好きです。
あと、前年、前々年と比較して、ここが伸びたなとか、ここに手間がかかっているんだなぁとか、特に貸借対照表からは会社の成長や変化を知ることができ、子どもの成長を喜んだり、伸び悩んでいるときはどうしたら成長できるかなぁと悩む母親に近い感覚で、大好きです。
ちょうど弊社も6月末で決算日を迎えました。決算書のまとめ上げや申告はこれからですが、昨年の今ごろは大口のお客様がなくなる予定で、今後どうなるのか不安いっぱいな中で計画を立てたのを思い出します。でも、おかげさまで計画した数字よりもちょびっとだけよい結果が出そうなので、安堵すると同時に、その結果を支えてくれた周りのみなさんへの感謝の気持ちが沸いてきます(みなさんにお支払いしたり、いただいたりしたお金の集計なので🤗)。
会社法では「会社は事業を行い、利益を追求する法人」とされています。その目的に即しているかどうかを知るには、決算書を真剣につくり、管理していくことしかないと言ってもいいくらい「基本のキ」ですので、「事業活動との両輪」くらいの位置づけで関心を持つこと自体、会社を伸ばすことにつながると思っています。(「決算書」フェチより😅)